運営レポート
夫婦でC&Mを運営しています
最初の参加者は0人。百香の「一緒に走る人がほしい」から始まり、20人近くが集まった日に吉輝の気持ちが変わりました。
- 公開日
- 執筆
- 篠島 吉輝・篠島 百香

Coffee&Milesは、吉輝と百香の夫婦二人で運営しています。
今では、企画、SNS、当日の進行、参加者への連絡、コラボ先との調整まで、二人で役割を分けながら動いています。でも、最初から二人とも「ランニングコミュニティをつくりたい」と考えていたわけではありません。
始まりは、百香の「一緒に走る人がほしい」という、個人的な思いでした。
百香が、一緒に走る人を探し始めた
2026年1月、百香が「なにわ淀川ハーフマラソン」へ申し込み、吉輝も一緒に出場することになりました。二人ともランニング初心者。3月28日の大会へ向けて、一緒に練習を始めました。
ところが2月頃、吉輝が脚を痛めます。百香が一人で走る日が増え、「吉輝以外のランナーともつながりたい」と思うようになりました。
そこで大阪のランニングコミュニティを調べましたが、百香が「ここへ行ってみたい」と思える場所は見つかりませんでした。
当時見つけたのは、ランニングクラブのような印象の集まりが多く、年齢層も自分より上に見えました。主催者がどんな人か、いつ開催しているのかも分かりにくい。知らない人の集まりへ一人で行き、営業に誘われたり、馴染めないまま時間を使ったりすることへの不安もありました。
東京や海外で見かけるような、見た瞬間に「格好良いから行ってみたい」と思える雰囲気も、大阪では見つけられませんでした。
それなら、自分でつくるのが一番早い。2026年2月後半頃、百香は吉輝へC&Mを始めたいと話しました。
吉輝の最初の返事は、「やってみたら?」。その時点では、自分も運営へ深く関わるつもりはありませんでした。
吉輝は、手伝いのつもりだった
百香一人で企画や当日の運営をするのは大変です。百香から「一緒にやってほしい」と頼まれ、吉輝も最初の開催へ加わりました。
ただし、気持ちはあくまで「妻のやりたいことを手伝う」。二人で同じ目標を持って始めたわけではありません。
最初の参加者は0人だった
第1回を開いたのは、2026年3月初めです。
参加者は0人でした。結局、その日は二人で走りました。最初の挨拶や進行を担当したのも百香です。
それでも、二人は落ち込みませんでした。もともと、自分たちが楽しく走れる場所をつくるために始めたからです。誰も来なければ、二人で仲良く走ればいい。最初の一回は、それで終わりました。
その後、一人増え、二人増え、少しずつ参加者が集まるようになりました。
20人近く集まった日に、吉輝の気持ちが変わった
ある日の開催に、20人近くが参加してくれました。
人が集まり、一緒に身体を動かし、初対面同士で会話が生まれていく。その様子を見た時、吉輝の中でC&Mの見え方が変わりました。
コミュニティの力ってすごい。未来があるな。ここから何か面白いことができたら、楽しいな。
妻の活動を手伝う感覚から、自分も本気で育てたい場所へ。それ以降は、二人が同じ熱量で運営しています。
C&Mを始めた同じ月の3月28日には、きっかけとなった「なにわ淀川ハーフマラソン」へ二人で出場し、そろって完走しました。二人の目標として始めたランニングが、その途中でC&Mという新しい活動にもつながりました。
得意なことを、それぞれが担当する
現在、吉輝はコラボ先との調整、スポンサー募集や商談、ウォームアップとワークアウトのメニューづくり、当日の挨拶や進行を主に担当しています。
百香はInstagramとThreadsへの投稿、動画編集、参加者から届く個別の問い合わせを担当します。企画、当日の受付、初参加者への対応、写真撮影、カフェでの交流、開催後の振り返りは二人で分担しています。
今は吉輝が人前で話す場面を多く担っていますが、最初の開催で挨拶をしたのは百香でした。最初から決まった役割があったのではなく、続ける中で、得意な方が自然に担当する形へ変わってきました。
百香は、運営者らしく振る舞わない
吉輝から見ると、ワークアウト後のカフェで百香がいることで、参加者が構えすぎず、その場が自然に緩みます。ウォームアップやワークアウトでも、百香自身が参加することで、周りも一緒に楽しみやすくなると感じています。
一方、百香には「自分が場を盛り上げている」という意識はありません。
運営として空気を変えようとはしていない。参加者の一人として、自分も楽しんでいるだけ。
話したい人がいれば話しかける。カフェであまり話さない時もある。運営者らしい役を演じるのではなく、参加者と同じ場所で自然に過ごすことを大切にしています。
一人より、二人で運営する方が楽しい
百香は体育会系ではなく、人見知りで、元気な挨拶や人前で話すことも得意ではありません。そこを積極的に担う吉輝がいることに、何度も助けられています。
吉輝には運動経験があり、身体を使ったウォームアップやワークアウトのアイデアが出ます。IT分野にも強く、表からは見えない内部の運営でも百香を支えています。
でも、百香が一番大きいと感じているのは、作業を分担できることだけではありません。
悩んでいること、次に改善したいこと、これから実現したい楽しい目標を、夫婦で共有できる。一人で運営するより、二人で運営する方が楽しい。それが、続ける一番の理由なのかもしれません。
C&Mを始めてから、夫婦の会話は大きく増えました。二人とも別の仕事をしているため、忙しい時もあります。それでも、共通の目標ができたことで日常に活気が生まれ、互いの得意なことや仕事の進め方を知る機会も増えました。
参加者から「仲が良くて素敵な夫婦。理想の夫婦」と言ってもらったことがあります。
私たちは、最初からすべてが整っていたわけではありません。初回は参加者0人でした。それでも、二人が楽しめることから始め、来てくれた人がもっと楽しめるように、次の一回を一緒に考える。
夫婦二人でC&Mを運営する理由は、その繰り返しの中にあります。
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